
Activity Journal
一泊二日で富士山へ!七合目に泊まって、日本一のてっぺんまで
2026年7月19日から20日にかけて、メンバー6人で富士山に登ってきました。吉田ルートの五合目から歩き出し、七合目の山小屋「日の出館」で一泊。翌朝は4時起きで山頂を目指し、下りは須走ルートへ。二日間まるごと富士山だった記録です。
2026年7月19日から20日にかけて、モーネのメンバー6人で富士山に登ってきました!
きっかけは、今回の企画を言い出したミミーの一言でした。小学4年生のころ、神奈川の地元から富士山の山頂まで歩いて行ったことがあるのだそうです。あれをもう一度やりたい、と。その話から今回の山行が動きはじめました。
新宿からバスに乗って、向かうは吉田ルートの五合目。そこから歩き出して、七合目の山小屋「日の出館」で一泊。翌朝そのまま山頂を目指す、という行程です。
7月の富士山って涼しそうなイメージ、ありませんか。わたしもそう思っていたんですが、これがまったくの逆でした。二日とも見事に晴れて、日差しの強いこと強いこと。日焼け止めが手放せない二日間になりました。
「富士山 2026年7月19日 2305M」の看板の前に並ぶメンバー
五合目、まずはここから
スタートは標高2,305mの吉田ルート五合目。レストハウスの前は、これから登る人と観光に来た人でごった返していました。ここでもう2,000m以上あるというのが、なんだか不思議な感じです。
五合目レストハウスの前に集まる登山者と観光客
歩き出してしばらくは、霧の中の道が続きます。この時間はまだ、みんな元気。笑い声が絶えません。
標高を上げていくと、足元はどんどん赤茶けた火山礫に変わっていきました。景色が変わるたびに、けっこう登ってきたなと実感します。
霧のかかった赤茶色の登山道を歩くメンバー
ちなみに富士山のトイレは有料で、使用料は200円。張り紙が日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語で並んでいて、いろんな国の人が登りに来ているんだなと実感しました。小銭は多めに持っていくのがおすすめです。
七合目・日の出館の夜
この日の宿は、七合目の日の出館。小屋の前に立つと、日が沈んだあとの茜色の空と、ふもとに散らばる町の灯りが見えました。ここまで登ってきた人だけが見られる景色です。
夕暮れの茜色の空を背にした「七合目 日の出館」の標柱
食堂のお品書きは、カレーライス1300円、牛丼1300円。この高さまで荷物を上げていることを考えると、納得の値段です。
夕食はカレーライス。発泡スチロールの器に盛られた温かいごはんは、歩き通したあとにはそれだけでごちそうでした。
発泡スチロールの器に盛られたカレーライス
寝床は二段式のドミトリー。青い寝袋がずらりと並んでいて、枕元にはフックとランプが付いています。
山小屋の二段式ドミトリーに青い寝袋がずらりと並ぶ様子
この日はほかの団体も入っていて、なかなかの混みようでした。消灯は21時ごろ。わたしたちは20時には横になりました。ところが22時ごろ、まわりが一斉に動き出す時間帯があり、そこで目が覚めてしまいました。結局、あまり眠れないまま朝を迎えた人も多かったです。
寒さのほうは、寝袋のおかげで快適でした。寝心地は、キャンプのテントに近い感じです。
4時起き、雲の上の朝
翌朝は4時起き。眠い目をこすりながら外に出ました。
小屋を出てしばらく歩いた、七合目の途中にある小屋の前。ちょうどそこでご来光を迎えました。眼下には見渡すかぎりの雲海が広がっていて、その向こうから太陽がゆっくり顔を出します。しばらく誰も何も言わずに、ただ見ていました。
雲海の向こうから昇る朝日を七合目から望む
日が顔を出したところで、雲の上でみんなで一枚。
水平線から昇る朝日を背にしたメンバーの集合写真
いよいよ山頂へ
ここからが本番です。
正直に書くと、八合目から先はきつかったです。標高が上がって空気が薄くなり、少し歩いただけで、はあはあと息が上がるようになりました。頭も痛くなってくる。寝不足も効いていたと思います。
腰に不安のあるスタッフを支えたり、体力が落ちてきたメンバーのペースに合わせたり。全員で登りきるために、そういう時間もありました。
きつくなったら、無理をせず休憩。腰を下ろして行動食をつまみながら振り返ると、さっきまで頭の上にあった雲が、もう自分たちの目線より下にありました。
雲海を背に、斜面に腰を下ろして休憩するメンバー
そして11時、ついに山頂に到着!
「山頂上浅間大社奥宮」の石柱の前に集まるメンバー
山頂上浅間大社奥宮の前で記念撮影。ここまで来たんだ、という実感が、やっと追いついてきました。
お昼ごはんを食べたあとは、山頂郵便局を目指してお鉢のふちを歩きます。全部を回りきることはできませんでしたが、火口を見下ろしながらの道は、それだけで十分でした。
目の前には火口がぽっかりと口を開けていて、その縁に沿って山小屋が並んでいます。赤茶けた岩肌と青空のコントラストが、写真で見ていたのより何倍も鮮やかでした。
富士山頂の火口と、その縁に建つ山小屋
そして山頂郵便局。日本でいちばん高いところにある郵便局です。ここから手紙を出したら、どんな消印が押されるんでしょうね。
「富士山頂郵便局」の石造りの建物と、その前の郵便ポスト
いちばん「来てよかった」と思ったのは、じつは山頂そのものよりも、雲の上を歩いていたあの時間でした。足元にずっと雲が広がっていて、まるで天空を歩いているみたいで。あれは登った人だけのごほうびだと思います。
雲海の上に続くトラバース道を歩く2人の後ろ姿と青空
須走ルートで下山
下りは、登ってきた吉田ルートではなく須走ルートへ。砂と小石の斜面を一気に下っていく道です。勢いがつきすぎて、思わず手をついた場面も。
須走ルートの砂礫の斜面を下る途中で手をついたメンバー
ここで効いてきたのが、ゲイターを持ってこなかったことでした。歩くたびに靴の中へ石が入り込んで、途中からはもう、痛いのを我慢しながら下りるしかありません。砂払五合目のベンチにたどり着いて、靴を脱いで砂を出したときの解放感といったら。
須走口「砂払五合目 2300m」の道標と鳥居、ベンチで装備を直すメンバー
15時半、須走口の五合目に到着。全員そろって無事に下山完了です。看板の下に掲げられた日付は「2026 07 20」。この二日間が、ちゃんとここに残っていました。
「富士山五合目 須走口 2000m」の看板と「2026 07 20」の日付板の前に並ぶメンバー
持っていってよかったもの、持っていけばよかったもの
これから登る方のために、今回の実感を残しておきます。
- 日焼け止めとサングラスは必携。 二日とも日差しが強く、どちらも持ってきてよかったと何度も思いました
- 防寒着は、薄い羽織を1〜2枚。 しっかりした防寒着を用意したのですが、歩いている間はただの重りになってしまって、それだけで体力を削られました。薄手を重ねて、それでも寒ければカッパを上から羽織る。この形がよさそうです
- ゲイターを忘れずに。 須走ルートの下りは、これがあるかないかで足の痛さが全然ちがったはずです
装備をきちんと揃えたこと自体はよかったのですが、その分ザックが重くなって、前に進めない場面もありました。必要なものを、できるだけ軽く。次に登るときはここを意識したいです。
来年、企画するかもしれません
今回は有志での山行でしたが、来年はモーネの企画として富士山に行くかもしれません。
正直なところ、体力はかなり使います。だからこそ、やる気があって、ある程度体力に自信のある方に来てもらえたらうれしいです。
日本一の山は、登ってみると想像以上に暑くて、想像以上に景色がよかったです。気になった方は、そのときぜひ一緒に登りましょう。お待ちしています!


